コスパ?快適さ?ライフスタイルに合わせたプール選び

2025/09/13

プールで体を動かす──それは、年齢や運動歴に関係なく誰にとってもやさしい運動習慣です。関節に負担をかけにくく、全身をまんべんなく使えるため、ダイエットからリハビリ、気分転換まで幅広い目的に対応してくれます。
とはいえ、「泳ごう!」と思ったとき、頭をよぎるのが「どこで泳ぐか」という問題。近所の市民プールに行くか、あるいはジムのプールを契約するか──選択肢によって費用や快適さ、ライフスタイルへのなじみ方は大きく異なります。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットを整理しながら、自分に合ったプールの選び方を考えてみましょう。

市民プールの魅力は「手軽さ」と「コスパ」

まず、市民プールの最大の強みはその「手軽さ」です。多くの自治体プールは1回あたり数百円、回数券を使えばさらに割安。思い立ったときにふらりと立ち寄れる気軽さは、運動を続けるうえで大きな武器になります。

また、利用者層も幅広く、地元の子どもたちやシニア層まで集うアットホームな雰囲気が特徴的です。中には50mの長水路や屋外プールを備えた施設もあり、開放感たっぷりに泳ぎたい人には市民プールならではの魅力といえるでしょう。

一方で、市民プールは「公共施設」ならではの制約も抱えています。

  • 混雑しやすく、特に夏休みや休日は子ども連れでにぎわいすぎる

  • ロッカーやシャワーは最低限の設備で、快適性はやや控えめ

  • 営業時間が限られており、仕事帰りに立ち寄りにくい

本格的なトレーニング環境を求める人にとっては、物足りなさを感じることもあるかもしれません。

ジムのプールは「快適さ」と「効率の良さ」が魅力

一方で、フィットネスクラブやジムに併設されたプールは、まさに大人の「快適空間」です。ロッカールームやシャワーは清潔で、ジャグジーやサウナまで利用できるところも多く、プールで汗を流したあとにリフレッシュまで完結できます。

また、レーン分けがしっかりされており、水中ウォーキング専用や上級者レーンなどがあるため、自分の目的に合わせて効率的に運動できるのも大きな利点です。さらに、アクアビクスや水泳レッスンなど多彩なプログラムが提供されており、運動初心者でも安心して始められます。

ただし、その分コストは高め。月会費は数千円から1万円以上かかり、継続利用が前提になります。また、会員制ならではの「入会の手間」や「辞めにくさ」も心理的ハードルになりがちです。

目的別に考える、プール選びのヒント

では、実際に自分はどちらを選ぶべきなのでしょうか?答えは一つではなく、目的やライフスタイルに合わせて選ぶのが正解です。

  • コスパ重視・気軽に運動したい人
    市民プールが最適。1回利用で済むため、週1〜2回ペースでも財布にやさしい。

  • 本格的にトレーニングを積みたい人
    ジムのプールがおすすめ。整った環境で集中して練習でき、長時間利用しても快適。

  • リフレッシュや癒しを求めたい人
    ジャグジーやサウナのあるジムなら、「運動+癒し」がワンセットに。

  • 休日はのびのび、平日は効率的に
    両方を組み合わせる方法もアリ。例えば、休日は市民プールで開放感を楽しみ、平日はジムで夜遅くまで泳ぐ、といった使い分けです。

続けるために大切なのは「無理のない選択」

運動習慣の最大の敵は「三日坊主」です。せっかく環境を整えても、コストや時間、混雑への不満がストレスになれば続きません。市民プールであれば「気軽さ」、ジムであれば「快適さ」という強みを生かし、自分の生活に自然となじむスタイルを選ぶことが大切です。

プールは単なる運動の場ではなく、心身をリセットできる貴重な時間を与えてくれる場所。だからこそ「どちらが正解」というよりも、「どちらなら自分が気持ちよく続けられるか」を基準に選ぶことが、結果的に長い目で見た健康づくりにつながります。

まとめ

市民プールは「安く、気軽に、開放的に」。
ジムのプールは「快適に、効率的に、充実したサービス付きで」。

どちらにも明確なメリットとデメリットがありますが、選ぶべき答えはライフスタイル次第です。コスパを優先するか、快適さを優先するか。それとも両方をうまく組み合わせるか──。

今日の気分や明日の予定に合わせてプールを選ぶことこそ、健康的で長く続けられる「賢い泳ぎ方」ではないでしょうか。

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